Viento del Caribe カリブの風

ドミニカ共和国の情報をお届けするブログ 2017-2019

日本人居住区コロニア・ハポネサ

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1956~59年、約18ヘクタールの優良農地を無償譲渡するなどとした日本政府の募集に応じて、249家族1319人がドミニカ共和国に移住した。しかし、約束の土地はもらえず、生活は困難を極めた。大半が日本に帰国したり、ブラジルなどに転住したりした。とどまったのは47家族。移住者たちは募集要項を守るよう、現地の大使館に訴え続けた。90年代に入ってからは代表者が頻繁に来日、直接外務省などに訴えたが相手にされず、2000年に126人の移住者らが国に損害賠償を求めて提訴した。東京地裁は06年、国の責任を認める判決を出したが、20年の除斥期間が経過したとして請求は棄却。原告は控訴したものの、移住50周年の年でもあり、国が謝罪することなどを条件に取り下げた。 

※2014-04-01 朝日新聞 朝刊 3社会


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ここ、コンスタンサの日本人居住区(コロニア・ハポネサ _ Colonia Japonesa)にも約60年前35の日本人家族が入植しました。今もなおここコロニア・ハポネサには、当時入植した家がほとんどかわることなく残っていて移民者たちが積み重ねてきた時間を感じ取れる場所になっています。現在は数家族のみの日本人がここに住んでいます。

移住者の方々を尋ねてみたら、突然の訪問だったにもかかわらず優しく歓迎してくれました。

2017.10.20