Viento del Caribe カリブの風

ドミニカ共和国の情報をお届けするブログ 2017-2019

カリブ海の美しい宝石 ラリマール

バラオナ県と言えばラリマール、ドミニカ共和国と言えばラリマール。世界でバラオナ県でしか採掘されていない水色の石だ。ところどころに乳白色の模様が混ざり、水色の鮮やかさを際立たせる。まさにバラオナ県の海の色そのもの。バラオナ県を紹介するのにうってつけの代物なのだ。この国のナショナルストーンに認定され、政府もこれからこの石の輸出に力を入れようとしているようだ。ただ、筆者はこの国に来るまでその存在を一切知らなかった。読者の方々も知らない人が多いのではないだろうか。

ラリマールは、40年ほど前に発見されたまだ新しい石。発見したドミニカ人ミゲルによりその名が付けられたと言われている。娘の名前「ラリッサ」とスペイン語で海を表す「マール」を組み合わせた名前だ。アジア人や西欧人にも似合う石だが、とりわけドミニカ人の褐色の肌によく映える。初めてラリマールを身につけたであろうラリッサにもよく似合ったことだろう。

バラオナ市街地からグアグアで20分、ラリマールが採れる鉱山の麓にある町バオルコには、ラリマールを加工する工房やお店がいくつかある。素朴なデザインが可愛らしく、値段もお手頃。家族や友人へのお土産を買うのに利用したい。また、政府の援助で開校されたラリマールの加工技術を学べる学校もある。この学校にはお店も併設されており、凝ったデザインが施されたラリマールが並ぶ。旅の思い出、そして自分へのご褒美としてラリマールを購入したい場合はここを利用したい。

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2017.4.14