Viento del Caribe カリブの風

ドミニカ共和国の情報をお届けするブログ 2017-2019

ドミニカ共和国の基本情報

カリブ海の島々の中で2番目に大きなイスパニョラ島。ドミニカ共和国はこの島の東約3分の2を占めています。西はハイチ共和国と国境を接しています。地形は変化に富んでいて国土の約50%が高地と山脈。中央山脈にはカリブ海最高峰、標高3175メートルのピコ・ドゥアルテ(Pico Duarte)がそびえたちます。また400kmにも及ぶ海岸線を有した、多くの観光客が訪れるビーチリゾート地です。

1492年にコロンブスアメリカ大陸で初めてスペインの植民地を築いた土地です。その背景からヨーロッパ人、アフリカ大陸からの黒人奴隷、原住民のタイノ族など多種多様な人種で構成されたカリブ海随一の近代都市となりました。原住民の文化、スペイン文化、アフリカ文化などが交じり合い、またヨーロッパ、日本、中国、アラブからの移民も多く、独自の文化を形成している国です。

 

国 名:ドミニカ共和国 /西:República Dominicana/英:Dominican Republic

面 積:48,442km2(九州に高知県を合わせた大きさ)

首 都:サント・ドミンゴ

気 候:亜熱帯性海洋気候  気温は年間を通じて高い。雨期は6月から10月でハリケーンが来襲するのもこの時期。11月ー4月は乾季

人 口:約1,053万人(2015年 )

民族構成:ムラート(白人と黒人の混血)混血73%、ヨーロッパ系16%16%、アフリカ系11% 原住民の文化、スペイン文化、アフリカ文化などが交じり合い、独自の文化を形成

言 語:スペイン語

宗 教:ほとんどキリスト教カトリック

元 首:ダニーロメディナ・サンチェス大統領(Danilo Medeina Sanchez(2016年8月―)

政 体:立憲共和制 元首は直接投票により選出された大統領(任期は4年) 議会は上院と下院の2院制、上院は32名、下院は178名の議員で構成され任期は4年

通 貨:ペソ

為替レート:1米ドル=46.04ペソ(2016年平均)

主要産業:観光業、農業、鉱業、繊維加工、医療製品製造、サービス業(コールセンター等)

主要輸出品目:鉱物(フェロニッケル、金、銀)、医療機器(輸血用器具など)、葉巻、電気機器(電流遮断機)、カカオ、綿Tシャツ、綿布

主要輸入品目:石油・石油関連品、天然ガス、医薬品、携帯電話、そら豆、バッテリー、ポリエチレン

主要貿易相手国(輸出):米国、ハイチ、カナダ、プエルトリコ、ドイツ、中国、オランダ、インド、英国

主要貿易相手国(輸入):米国、中国、ベネズエラ、メキシコ、ブラジル、バハマ、スペイン、パナマ、コロンビア

主要援助国:(1)米国(50.86)(2)フランス(27.92)(3)スペイン(19.71)(4)日本(10.10)(5)韓国(3.94)(2013年、支出総額ベース、単位:百万ドル)

土産品:コーヒー、葉巻タバコ、ラム酒

運転:国際免許証での運転 可

電 圧:110V

周波数:60Hz

プラグタイプ:A(American)

飲み水:不可 水道水を煮沸するかミネラルウォーターやボトルウォーターを利用すること。 ※氷も避けたい。

時 差:日本との時差は-13時間 ※ドミニカ共和国の方が遅れています。

日本からのアクセス:ドミニカ共和国への直行便があるアメリカ ニューヨーク、アトランタ、ボストンなどに行き、そこからドミニカ共和国に空路で入ります。所要時間は、日本からニューヨークまでが約13時間、ニューヨークからドミニカ共和国 首都サント・ドミンゴにあるラス・アメリカス空港までが約3時間30分、合計約16時間30分。

国 旗:中央に国の紋章を配した白十字、左上と右下は紺、右上と左下に赤を使っている。紺は平和を願う心、赤は戦場で流された愛国者たちの血、そして白十字キリスト教への信仰を象徴しています。国旗は、共和国の創始者、ファン・パブロ・ドゥアルテJuan Pablo Duarteによって創案されました。

 

ドミニカ共和国の略史

1492年 コロンブスによるエスパニョーラ島発見

1697年 同島の西側が仏領となる(リスウィク平和条約)

1795年 仏西戦争の結果全島が仏領となる

1804年 ハイチとして仏より独立

1814年 パリ条約で東側はスペイン領となる

1822年 ハイチ軍による占領(〜1844年)

1844年 ハイチから独立

1861〜1865年 スペインに合併

1916〜1924年 米軍による軍事占領

1930〜1961年 トルヒーリョ将軍による独裁

1961年 バラゲールを首班とする国家評議会成立 その後クーデターにより軍事評議会成立

1963年 総選挙を経てボッシュ大統領就任

1965年 政府軍と反政府軍の武力衝突が発生(米国等派兵)

1966年 バラゲール大統領就任(1970年、1974年再任)

1978年 アントニオ・グスマン大統領就任

1982年 ブランコ大統領就任

1986年 バラゲール大統領(1990年、1994年再任)

1996年 フェルナンデス大統領就任

2000年 メヒーア大統領就任

2004年 フェルナンデス大統領就任

2012年 メディアーナ大統領就任

 

参考資料

ドミニカ共和国基礎データ|外務省

ドミニカ共和国の基本情報|地球の歩き方