Viento del Caribe カリブの風

ドミニカ共和国の情報をお届けするブログ 2017-2019

ドミニカのルーツがわかるドミニカ人類博物館


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1973年設立の巨大な4階建ての国立人類学博物館 (Museo del Homble Dominicano)。国内の小中学生が社会科見学で訪れることが多く、春先は毎日のように館内がにぎわっていて、年間のべ6万人が足を運びます。

館内は1階に特別展示室が設けられて2階は事務室として利用されており、3階ではドミニカ共和国のあるエスパニョーラ島に人類が到達した6000年前から、コロンブスが上陸する1492年までの先住民タイノ族の歴史が土器や石器を通して紹介されています。4階ではスペイン占領後に伝わったアフリカの文化や毎年2月に国内各地で開催されるカーニバルの様子などが紹介されています。

現在のドミニカ文化は先住民タイノ文化、かつての宗主国スペイン文化、奴隷民に由来するアフリカ文化で構成されていますが、ドミニカではスペイン文化ばかりが強調され、他の2つの文化は見落とされがちになっています。説明文はスペイン語のみですがドミニカ共和国の文化・歴史を知る上で是非訪れたい場所です。

住所/Plaza de la Cultura, Av. Pedro Henríquez Ureña, Santo Domingo 10204 電話番号/(809)687-3622

開館時間/日曜日ー火曜日 10:00ー17:00 休館日/月曜日

入館料/子供・学生20ペソ、大人・外国人100ペソ、教師は無料

2017.4.18